夢の中の世界、ウユニ塩湖
さて、続いては、ウユニ塩湖です。
ウユニ塩湖は、多くの人から素晴らしいと聞いていたので、かなり期待していました。ウユニの滞在は3日間の予定です。
1日目に朝から行ってみると、うーん、なんだかなぁ。
確かに綺麗なのですが、周りが大絶賛するほどではありません。
私が期待しすぎてしまっていたのか。
言葉には出さないまでも、少しがっかりしています。
(後で分かったのですが、この時は、水の量も少なかったし、風も吹いていました。)
しかし、ウユニは、私の期待を遥かに超える美しい景色を用意してくれていました。
その日の夕方。
ガイドが移動して、サンセット用のエリアへと連れて行ってくれます。
風が止まりました。
太陽が、ゆっくりと沈んでいきます。
周りの景色が、絵の具で書いたような茜色に染まっていきます。
10分ごとに変わっていく色。
絵本のような風景。
写真に関しては無頓着な私が撮っても、全てが絵になります。
足をばちゃばちゃと動かしてできる、水面に広がる波紋さえも幻想的できれい。
自然が作り上げる美しい景色の中に、自分もその一部としていられることに感謝したくなってくる。
そんな時間。
最後に、今日のメンバーのみんなでワンピースのポーズ!
***
2日目は、残念ながら外れの日。
この日は、風が吹き続けて、水面が逆立ち、鏡張りができません。
絶景を見る為には、
- 風が吹いていないこと
- 雨が前日か数日前に降っていること(しかも1−3月の雨期の間のみ)
- 雲がきれいな形を作っていること
の3つが必要となります。
来たからといって、必ず絶景が見える訳ではない。
難しい。
***
3日目、最終日。
夜のバスに乗って帰るので、この日は、夕方までのツアーを申し込みます。
この日は最高でした。
まず、メンバーが良かった!
日本人に人気の「穂高ツアー」で申し込んだのですが、7人でひとつのグループを作る仕組みになっています。なので、私はひとりで来たので、そこに自分の名前を書いて、あとはどんな人が来るのか分かりません。
出発時間に集まってみると、本当に気が合いそうな人達!
やはり旅は、どこに行くのかも重要ですが、誰といるのかはもっと重要です。
まずは、今は廃車となった電車の前で、みんなで撮影。
そして、鏡張りのポイントに行きます。
車を降りる前から、全員が、「すごい!」と叫んでいました。
辺り一面、白と青のコントラスト。
壮大です。
何時間いても飽きない。
何枚写真を撮っても、また撮りたくなってくる。
本当に、ただ歩いているだけで、吸い込まれそうになる光景。
そして、名ガイドのマリオのもと、トリック撮影に移ります。
やっているときは、なーにやってんだろうなッ、俺たち、みたいに思うのですが、実際に出来上がった写真をみると、もうマリオに感謝せずにはいられない!
最後は、水がない白一面の塩の上でも、トリック撮影。
長靴から、こんにちはー!
本当に最高の1日でした。
一緒に盛り上げてくれたメンバーのみんな、ありがとー!
そして、天気の神様、最後にこんな美しいものを用意してくれてありがとー!!
***
後で写真を見て振り返ってみても、本当にこんなところに自分がいたのか、あの幻想的な光景は夢だったのではないかと思ってしまうくらい、美しく、不思議な場所でした。
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