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– Tomo's World Trip in 2015 –

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サンフランシスコの街の雰囲気

   

世界一周の開始都市、サンフランシスコに滞在して1週間が経ちました。
初めて訪れる場所ですが、様々な文化がごちゃまぜになった、複雑な街という印象です。

 

<家賃>
サンフランシスコの家賃はここ数年、凄まじい勢いで高騰してきています。
大体ワンルームで、市内の中心地であれば30万前後、少し離れても20万円台。
今や、ニューヨークのマンハッタンよりも高いと言われています。
 
高騰の理由は、ここ数年、シリコンバレーに勤める人達がサンフランシスコ市内に住み始めたから。
シリコンバレーは片田舎で、遊ぶところがありません。
遊びも楽しもうと思うと、少し職場からは離れても市内に住むのが良い。確かに、これは当たり前の事ですね。特に、シリコンバレーのITエンジニアは、若い世代が比較的多いでしょうし。
しかも、シリコンバレーと市内を1時間ほどでつなぐ、通称”ITバス”ができて、非常に便利がよくなりました。Googleなどの大きな会社は、市内から会社まで直通の専用バスを毎日走らせています。
しかし、これにより、2014年の1年間だけでも10%以上家賃が高騰。1年住んだ後に、今回の更新で数万円家賃値上げします、と管理会社から言われる事がざらにあるので、昔からこの地区に住んでいる人は、たまったものじゃありません。なので、現地の住民がデモを起こしたり、IT企業との間でいざこざもあるそうです。
 
市内では、坂を上がるところほど、治安がよく、家賃も上がるのですが、一番の高級住宅街は、中心地から見て、北西部の静かなマリーナ地区にあります。
その高台にある高級住宅街は、購入しようと思うと、ひとつの家で3−5億円はざら。一番良い区画は、10億を超えるのだとか。
 
私は、サンフランシスコでのはじめの1週間は、友人と行動を共にしていました。私達は出費を抑える為に、中心地からバスで20分ほど西に行ったリッチモンド地区にある「Geary Parkway Hotel」に泊まりました。
アメリカらしいネオンがギラギラした、ザ・モーテル。
ツアーでホテルの前まで迎えにきてくれたおじさんには、「よくこのホテルを見つけたね。こんなところに迎えにくるのは初めてだよ。」と笑われました。
胡散臭いラブホテルのように見えますが、ツインベッドで意外と快適でした。それでも1泊1部屋当たり約100ドルはかかります。
この辺りのリッチモンド地区は、1960-70年代の新興住宅街で、最近は多くの中国人が住み始めています。
確かに、周りでご飯を食べていると、中国人ばかり。白人や黒人はあまり見かけません。「リッチモンド」というネーミングがなんかお金を持ってそうでカッコいいのも、中国人を惹き付ける理由なのだそうです。
Motel-GearyParkway

 

<気候と街の雰囲気>
霧の街、サンフランシスコ。
 
サンフランシスコを調べると、このように紹介される事が多いのですが、こちらに来て約1週間ほど生活すると納得。
取り敢えず、街の中はよく霧に包まれます。
晴れた日にツインピークスからサンフランシスコの街を撮影した写真ですが、全体的に街がスモッグのような霧に包まれています。夏場に来ると、霧で曇って全く街が見えないらしいです。
霧の街サンフランシスコ2
 
同時に、とにかく街中に坂が多い!
なぜ、こんなに坂の多い場所に都市が栄えたのかと思うほど、歩き回る歩行者にとっては不便。。
車がかなり急勾配の坂に沿って駐車されている写真です。ここから何段も下って、中心地に続いていきます。
坂の街サンフランシスコ
 
(ホームレスが溢れる場所、テンダーロイン地区)
サンフランシスコは、世界で最も人気があると同時に、ホームレスも非常に多い街です。
テンダーロインと呼ばれる地区が、中心部のすぐ隣にあり、そこは夜になると、相当な数のホームレスの方が集まります。地区内の教会では、毎日朝と夕方に、ホームレスの方に無料で食事を提供しているところもあり、もしかするとホームレスも過ごしやすいのかも。この地区を歩いてみると、アパートやレストランの玄関に鉄格子設置され、夜間の彼らの侵入を防いでいることに気付きます。
高級なヒルトンホテルから、たった数十メートル歩くだけで、ホームレスが溢れる、夜出歩けないような危険な場所になる。
この事実には、驚きました。
P1010233
 
(ゲイの聖地、カストロ地区)
また、カストロ地区と言って、ゲイの聖地として知られている場所もあります。
この地区には、ゲイのテーマカラーであるレインボー色の旗が至る所で掲げられ、街を歩く男性の物腰はかなり柔らかです。
ニューヨークで過ごしていた頃、男性同士で手をつないでいる姿を最初に見かけた時は、少し驚いた事を覚えていますが、今はもう慣れました。
それどころか、ゲイの人達と接すると、彼らの細やかさや、身だしなみの清潔感、そして気配りの高さに感動します。
サンフランシスコがゲイの聖地となったのには、歴史を紐解くと、1846年のゴールドラッシュが背景にあるのだとか。その当時、金を探しにきたのは、ほとんど男性で、そこからゲイの文化が生まれたそうです。
カリフォルニア州では同性婚は許可されているのですが、実は同性婚に賛成する人は半数くらい。これは、カリフォルニアは農業も盛んで、昔からの農家は保守的な人が多く、反対意見も根強いからです。
P1010229
 
(再開発中、SOMA地区)
街の南側のSOMA(South of Market)地区は、最近一気に開発が進み、盛り上がってきている場所。
建築中の高層マンションが並び、サンフランシスコジャイアンツの本拠地、金融ビル、学会会場、ホテルなどが新しく設立されています。
ミシュラン3ツ星レストランも、去年この地区から生まれました。
まだまだ、これからサンフランシスコは大きくなるぞ、というような活気が感じられる場所です。
もしサンフランシスコで、これから新たに食関係のビジネスをするなら、この界隈が一番良いような気がします。
SOMA
 
ざっくりとですが、サンフランシスコの街の雰囲気でした。 

 - 北中アメリカ(North and Central America), 文化と経済(Culture and Economy), 観光名所(Seeing Spot)

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