パナマ運河とセビーチェ
メキシコからブラジルに向かう際、直通便はないということで、パナマ経由になりました。
なら、パナマにも少し滞在しよう!と思い、4日間ほどですがパナマに滞在しています。
空港からタクシーに乗って市内に行くと、中心街にはまとまって高層ビルがずらーと立っています。
ちなみにインフラは相当悪く、基本タクシーでの移動となります。
ここまで高層ビルが建ち並んでいるとは思ってもみませんでした。
早速、宿泊先について荷物を置いて、周りを歩き回りました。
空港から気付いていましたが、本当に全くといっていいほどアジア人がいない!
サンフランシスコには中国人も韓国人もいて、メキシコシティには韓国人が数多くいたので、やっぱりアジア人は世界に広がっているなぁと思っていたのですが、ここパナマに来ると、アジア人はまず見かけません。
歩いていると、中心街には、カジノも数多く見つけられます。
でも、なんて言うんだろうなー、アメリカやメキシコ、そしてアジアで感じるような、街の中に香り立つ活気のようなものが、あまりない。
人口400万人、GDPは5兆円ほどしかない、小さな国であることをしみじみと感じました。
***
取り敢えず、パナマと言えばパナマ運河だろうということで、見に行きました。
タクシーの運転手と話すのですが、英語が通じません。たまーに数字が分かる人はいるのですが、基本数字さえ通じない!そうなったら、値段は指で交渉です。支払いはUSドルなのに笑!
でも、パナマ運河は、理系出身の私にはなかなか胸をときめかせてくれるものがありました。
パナマ運河を通らなければ、船で運行する時、南米大陸の下を通ったりしてかなりの遠回りをしなければならなくなります。そこで、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の間の、一番細い所を運河にして、通れるようにしたものがパナマ運河です。いやはや、大陸を採削して運河にするとは、なんとも途方もない発想。建設中に採削された土石を貨物列車に積み込むと、列車の長さが地球を4周します。
構造は、以下の図の、小さな区切りごとの水位の上下で、船を上げたり下げたりして、少しずつ、進行方向に進んで行きます。
独立行政法人 航海訓練所より
http://www.kohkun.go.jp/ship/knowledge/kouro01.html
実際に行って写真をとってみると、左と右の水位の差が違うのが分かるでしょうか?
右側は、ぎりぎりの高さまで水面が見えますが、左は水面が低すぎてここからは見えません。
水に持ち上げられて、ここまで持ち上がる!!
そして、ゆっくりと奥の進行方向に進んで行きます。
構造自体はそこまで難しくはないですが、実際に大地を切って運河を通すと言う、その途方もない労力と実行力を思うと、感慨深いものがありました。
パナマ運河は、1914年にアメリカ主導のもと10年かけて完成しました。そこからしばらくアメリカが管理していましたが、1999年にパナマ共和国が、経営・運営を全面的に引き受けました。
パナマ共和国に取って、大きな収入源でもあります。
通船料金は、重さによって決まります。
過去最大の通船料金は、豪華客船「Norwegian Jade」号の約3700万円(313,000ドル)。
過去最安の通船料金は、米国の冒険作家であるリチャード・ハリバートンが泳いで渡ったときの約40円(36セント)。
そして、今はどんどんと通船料金は高くなってきています。
このパナマ運河の幅に合わせて設計されていた船が多く、その最大の大きさをPanamaxと呼んでいます。
そして、パナマでは、近年船舶の交通量が増えている事から、第二の新たな運河を建設しています。
***
パナマには、有名な食はあまりなさそうなのですが、海が近い事もあり、地元のマーケットには、海の幸がいっぱい。
しかし、これ以外に街を歩いても、ファーストフードくらいしかなく、サブウェイとマックに飽きてきたので、大体滞在中は自炊していました。
何か日本的なものを作りたいなーとおもって小さなスーパーに行くのですが、醤油などは何もない。。。
米はあるのですが、ちょっと炊くのもなー、と思っていたら、パスタ!
確かにパスタはどこにもであります。
そして、塩こしょうもどこにでもあります。
なので、シンプルパスタを作るとこに。
はじめは、味が薄かったりして失敗しましたが、短い滞在中に4回も5回も同じものを作れば、誰でもうまくなります。
最後は、癖になっていました。
以上、パナマ滞在についてでした。
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