ああ、大自然の驚異、イグアスの滝
イグアスの滝に行ってきました。
日本からだと、本当に遠い。
日本からブラジルかアルゼンチンに来るだけでも、丸一日がかりなのに、サンパウロからだと、さらに飛行機で2時間、もしくはバスで15時間以上かかります。
それでも、見る価値がある。
そう思わせてくれるくらい、自然の脅威と魅力を感じます。
私の場合は、サンパウロから、バスで15時間かけて行く事にしました。
夜行バスがあったので、夕方4時にサンパウロを出て、朝の7時にイグアスの滝のターミナルに着く予定だったのですが、、、
途中でバス故障。
英語で説明してくれるはずがないので、はじめはなにが起こったか分からない。
途中のパーキングで一時停車して、時間になっても、バスが動き出さない。
みんな、そわそわしている。
なんとか色々な人に話しかけて事情を身振り手振りで説明してもらうと、バスの故障だと判明。代わりが来るまで4時間かかるとのこと。
ああ、さすがブラジルと諦めながら待っていると、なんと1時間半で代わりのバスが来るという奇跡!
逆に見直しました。
しかし、朝7時に着く予定が、着いたのは、昼の12時。2時間しか故障ではロスしなかったはずなのに。
とにかく、何が起こったのかは全く分からないのですが、5時間遅れで無事到着。
***
その日は、ブラジル側から自分でバスを乗り継いでイグアスに行くことに。
ホテルから、1時間ほどバスを乗り継ぎ到着すると、遠くに滝が見えます。
おお、見えて来たと思いながら、歩き続けると、次第に音が大きくなって来て、ブラジル側の一番の見所へ。
谷を降りて行きながら、桟橋に向かって歩きます。
この桟橋を辿って歩いて行くと、滝が落ちるほんの数センチ手前まで、自分の足で行くことができます。一歩一歩歩く度に、滝の中に吸い込まれて行くような、不思議な感覚。
じとーと肌が濡れてきます。
そして、辿り着いた先は、細かい水滴が渦巻き、やや白く霞みながらも、滝のど真ん中。足の真下から、滝が落ちて行くのが見える。
そこからの眺めは、素晴らしかった。
この日はツアーではなかったので、ずぶ濡れになりながらも、1時間くらいのんびり滝を眺めていました。
***
2日目は、ツアーでアルゼンチン側を回りました。
アルゼンチン側に行く為には、国境を渡ったりしなければいけない為、ツアーで参加した方がいいと判断。
しかし、約束の8時になっても車はホテルに迎えにこない。
なんとなく事前に予想はついていたのですが、やっぱりこないと不安になるものです。
結局来たのは45分遅れで、ブラジル人らしい愛嬌のある笑顔で入ってきました。
「オラー、アーユー トモヒロ!?オーイ!」
これだけ悪びれもなく、笑顔で来られると何も言えないな!
時間にルーズな事は充分に理解したので、今日の夕方のバスで帰るので、それに乗りたい旨をしつこいくらい説明しました。
この日のツアーは、フランス人のご夫婦と、若いイタリア人のカップルと一緒です。
午前中は、デビルスロート(悪魔の喉笛)と呼ばれるところに行きました。
ゆったりと流れる雄大な川の上を、20分ほど歩いて行きます。
川の上に浮いているのは、一本の頼りなげな桟橋。
ブラジル側の桟橋は、数十メートルと短いのですが、アルゼンチン側では、1キロほど橋の上を歩いて行きます。
そして辿り着いた先。
おそらく、ここがアルゼンチン側の一番の見所。
そして、同時にイグアスの滝の、一番の見所。
もう写真では、スケールが小さくなりすぎて、表現できません。
これは実際に行って見るしか、経験する方法がないくらい大自然の驚異です。
正直、ブラジル側から見た時は、ナイアガラを超えるのかなー、いい勝負じゃないかな、と思っていたのですが、ここにきて、圧倒的にナイアガラよりもスケールが大きいなと感じました。
そして午後は、皆で、ジャングルクルーズからの、小舟で滝壺に突っ込む!
ずぶ濡れになりながらも、みな叫びながら、楽しんでいました。
以上、ざっくりですが、イグアスの滝です。
本当に、凄かった。
***
イグアスの滝の大自然に感化されたのか、帰りのバスに揺られながら、いつか行ってみたい自然に囲まれた場所を、頭の中で思い描かれていました。
・カナダのユーコン川でカヌー(山と川に囲まれた静寂の中で、カヌーを漕ぎながらゆったりと川を下ってみたい。)
(ネットより / イメージ図)
http://blog-imgs-47.fc2.com/y/u/k/yukon780/DSC01758.jpg
・パタゴニアの氷河と南極
・アフリカの大草原
この3つは、今回の世界一周では行く予定はないですが、将来必ず行きたいと思います。
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