フランス家庭料理と地元のマーケット
さて、パリ滞在の後半は、親戚のパトリック夫妻の家に滞在させてもらったと前回書きましたが、
奥さんのナタリーから、家庭フランス料理の数々を教えてもらいました。
レストランで食べる料理は、ソースや食感、そして素材ごとの組み合わせが手の込んだフレンチらしいなと感じるのですが、家庭料理は、シンプルだけど優しい味。
今回ナタリーから教わったのは、
・フレンチレタス withマスタードソース
・メロンと生ハム
・鴨のロースト
・ムースデショコラ
この中でも、特筆すべきが、鴨のローストとムースデショコラ!
鴨のローストは、ただ焼くだけ。
ほんとそれだけ。
味付けは、最後に個人で自由にパラパラと加える岩塩とペッパーのみ。
しかし、うまい!!
肉と言えば、世界旅行中今まで食べたものの中で、アルゼンチンの牛肉が私の中で金字塔を打ち立てていますが、それが一瞬頭によぎりました。
良い肉には、シンプルな味付けが一番。
そして、ムースデショコラ。
デザートをあまり食べない私は、ナタリーから作るの手伝ってよ、と言われ、幼いころに母親がのチーズケーキ作りを手伝って以来、お菓子作りをしたと思うのですが、自分で手を動かすとなると、どうにか美味しくなっておくれ、と思うものです。
材料は、チョコレートと卵。
以上。
それ以外のものは、一切加えていません。
これは、最低でも3時間、できれば1日寝かす必要があるので、時間はかかるのですが、食べた時には、バスク地方から来たパトリック夫妻の友人たちからも絶賛されました。
本当は事前に写真を撮ればよかったのですが、いつものごとく、旨そうなものを目の前にすると、まず食べてみるという性格上、あまり美しくない、食べかけの写真となってしまっています。
***
さて、家で料理を作るのに、地元のマーケットに買出しに行きました。
世界を周りながら、それぞれの場所でマーケットに行くことにしているのですが、地元のマーケットには各々特徴があります。
比較的高地だったり乾燥しているところは、保存がきく乾燥食材が多くなりますし、海の近くでは、海産物が多くなります。
フランスは、野菜の種類も、肉の種類も、チーズの種類も多かった。
しかも、最も鮮度が求められる魚が新鮮です。
思わず、刺身がどんな味なのか、醤油とともに食べたくなる。
やはり、食が美味しいといわれる国や地域は、新鮮な食材に恵まれています。
しかも、季節ごとの野菜や果物があり、種類が豊富。
帰国したら、日本の地方のそれぞれのマーケットも覗いてみよう。
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