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– Tomo's World Trip in 2015 –

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サンフランシスコのファーマーズマーケットと、世界でも有名なレストラン「シェ・パニーズ」

   

週末ですが、サンフランシスコのフェリービルで行なわれるファーマーズマーケットに行ってきました。
 
カリフォルニア州は、過去50年間、全米一の農業収穫量を誇る州であり、サンフランシスコとロサンゼルスの間のセントラルバレーと呼ばれるところで、特に農業が発展しています。
その為、サンフランシスコには、食に対する意識が高い人が多いです。
オーガニックの野菜も数多く存在していますし、その代表的な例が、週に何度か開催されるファーマーズマーケット。
私は滞在中、続けて2週連続で行きましたが、多くの健康に気を遣う市民や観光客、レストラン関係者が集まっており、賑やかでした。
 
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このマーケットの良い所は、まず全ての野菜や果物が新鮮です。
認定された農家しか出店する事ができません。
その日の朝に野菜を畑から採り、そのままトラックに積み、持ってきている農家もあるくらい。
もちろん、農薬は使っていません。
本当に様々な種類の野菜や果物が、所狭しと置かれていました。
まだ土がついている野菜も数多くあります。
 
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また、置いてあるほとんどの野菜や果物が試食できます。
私も、試食コーナーを見つけては食べ、見つけては食べを繰り返していたのですが、本当に全部美味しい。
 
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例えば、下の人参は、サンフランシスコから車で2時間ほど離れている農家で作られています。
そして作った人が、車を運転して持ってきて、ファーマーズマーケットで販売しています。
記念に一緒に写真を撮ってもらいました。
彼が育てた人参を食べてみたのですが、非常に美味しい。
人参は、何もドレッシングをつけずに食べると苦味を感じるので、あまり私は生では食べないのですが、これならぽりぽりいける。
 
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ほぼお金を使わず、新鮮な野菜や果物を楽しむ事ができました。
 
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そして、スローフードのアメリカの先駆者とも言える、アリス・ウォーターズという人がいるのですが、その方がオープンしたレストランがこちらの「シェ・パニーズ」。
スローフードと言うのは、なるべく新鮮な野菜を、その地域でとって、その地域で食べると言う、地産地消を中心とした食への取組みです。アリス・ウォーターズ女史は、世界中のオーガニック運動に多大な影響を与えています。
非常に予約が取りにくいお店としても知られていますが、幸運にも平日のお昼間に行く事ができました。2003年には、英国レストラン誌により、世界で12位のレストランに選ばれています。
 
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アラカルトで、4種類の料理を頼みました。
 
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前菜二品、メイン二品をふたりで頼んだのですが、もうお腹いっぱい。
感想としては、ひとつひとつの野菜や果物の味に非常にコクがあった。
素材そのものの魅力を活かした料理が多いなと思いました。
でも、日本人の私には、最後は少し塩分が濃かったです。
これは、だいたいどのアメリカのレストランで食べても言えるのですけど。
 
1日当たりの塩分摂取量が多いのは日本人なのに、味がしょっぱいのが好きなのはアメリカ人というのは、少しパラドクス的で面白いです。
 
***
 
個人的な意見ですが、日本とサンフランシスコを比べると、おそらくサンフランシスコのほうが、素材の質は高いように思います。
一般的な日本の野菜と、特殊なファーマーズマーケットの野菜を比べるのもどうかとは思いますが。。。でも、確かに、ファーマーズマーケットで試食した野菜や果物は美味しかったです。
しかし、そこから味を乗せて、料理するとなると、日本に軍配が上がります。
ニューヨークとサンフランシスコ、おそらくアメリカで一番料理のレベルは高いでしょうが、これらのふたつの都市で過ごしてみても、料理は日本だなぁと感じました。特に低中の値段帯は。
ステーキとハンバーガーについては、アメリカは美味しいお店が多いですけどね。
 
以上、サンフランシスコのファーマーズマーケットと、レストラン「シェ・パニーズ」のまとめでした。

 - ジャンル, 北中アメリカ(North and Central America), 観光名所(Seeing Spot), 食(Food)

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